健康な腎臓には不要なものをろ過し、
尿として排泄させる働きがあります。
しかし、ひとたび腎臓病を患ってしまうと、
その機能が著しく低下し、体内に悪影響を及ぼしていくことになります。

そのため、腎臓病であるかどうかを判断するためには、
腎臓のろ過機能について詳しく検査を行っていく必要が出てきますが、
近年有効な検査方法として推算糸球体ろ過量(eGFR)が採用されるケースが増えてきているようです。

推算糸球体ろ過量(eGFR)を行うことによって、
腎臓内にある糸球体というろ過機能が正常に働いているかどうかが分かりますので、
より正確に腎臓の状態を把握することが可能となります。

一般的に、推算糸球体ろ過量(eGFR)検査は
より正確な情報を得たい時に活用されることがほとんどですが、
腎臓病の病状が著しく悪化している場合には、クレアチニン値を調べる検査を行うこともあります。

ただし、クレアチニン値を調べる検査の場合性別や年齢、体格などによって
正確な数値を得ることができないという指摘もあり、
また、腎臓の性質上機能が半数以下まで低下しなければ
クレアチニン値が高まってこないという欠点があります。

ですから、より正確な情報が欲しかったり
軽度の腎臓病などの診断を行う場合には、
クレアチニン値だけを調べても意味がないとも考えられているようです。

このように、病状や得たい情報によって検査方法が変わってきますが、
適切な治療を行うためには検査結果は必要な情報となりますので
病の進行度合いに合った検査を行う必要があるといえます。