腎臓病の症状の中でたんぱく質が含まれた尿や、
赤血球が含まれた血尿が認められることがあります。

通常健康体であれば、たんぱく質や赤血球は
尿の中にほとんど含まれることがないものだといわれていますが
ひとたび腎臓病を患ってしまうと正常な働きができなくなってしまうため
これらの物質を尿と一緒に体外へ排出してしまうことになるのです。

そもそも腎臓は、糸球体というところでろ過を行いますが
このとき血液内の有効成分やたんぱく質だけを残して、
それ以外の成分をボーマン嚢へ送り込むようになっています。

それが、腎臓病を患うことによって正常に行われなくなり
本来ろ過されずに残るはずのたんぱく質や血液内の有効成分も外へ押し出してしまうのです。

たんぱく質の場合、糸球体でろ過が行われた後は尿細管で再吸入され、
改めて血液の中へ戻っていくのですが、
腎臓の調子が悪くなってくるとこの一連の働きがすべてストップしてしまいます。

また、血尿の場合ですが必ずしも肉眼で確認できるわけではないといわれています。

程度によっては肉眼でも確認できるほど鮮血に近い状態で排出されることもありますし、
顕微鏡を使って確認しなければ全く分からないということもあるのです。

いずれにしろ放置しておくと慢性的な腎臓病を患ってしまう可能性が高くなるため
いつもの尿とは違うと感じた場合は早急に専門医の診察を受け、適切な治療を始めるようにしてください。